味水御井神社「朝妻の清水」

[ 湧水 ] 別称「味清水」と呼ばれる味水御井神社境内の湧水池。

「朝妻の清水」は、味水御井神社(うましみずみいじんじゃ)の境内にある湧水で、かつては豊富な湧出量を誇っていました。

実際に「朝妻の清水」と呼ばれていた採水場は滅失してしまったようですが、かつての味水御井神社の境内地にあったことは間違いないでしょう。

境内の湧水池の水のほとんどは背後の崖の林から流入したものと思われます。JR「久留米大学前」から味水御井神社に降りてくる道の途中で、いくつかの湧出点を確認しました。
水底の湧出点付近はその周辺と明らかに違う表情をしています。水中の湧出点は、あったとしても小さなものでしょう。

荒廃していた味水御井神社ですが、氏子さんたちの手によるものでしょうしょうか。近年、清掃活動が行われ、また数年前にはなかった鳥居も再建されました。

湧水の採水場も再建されるかもしれませんが、源流域に人的汚染要素が多く、湧水があつての清冽さを取り戻すことは、おそらくもうないでしょう。

湧水池や周辺で採水した水は飲用以外の方法で活用しましょう。

日本の名水

場所：福岡県久留米市御井朝妻
JR「久留米大学前」下車、徒歩5分

大きな地図で日本の名水　福岡県を表示